コンサルタントは実際に業務を実施するクライアントと会話する機会が多くあり、システムの仕組みやマスタの構造のみでなく実務レベルでの理解が必要です。具体的なユーザの操作とシステム上生じる事象を結び付けて理解していることは、現場との調整を円滑に実施する上でも重要です。本記事では、理解の基礎として品目マスタの登録/更新について解説します。実際の画面によって具体的なイメージを持ちながら学習しましょう。【SAP初学者向けアカデミー受講生募集】 「現役」SAPコンサルタントが提供する未経験からのSAPコンサルタント転職アカデミー ■登録/更新の概要とトランザクションコード品目マスタへ品目を登録すると、情報の参照や活用ができるようになります。品目の登録/更新に関わるトランザクションコードは以下の通りです。通常特に要望がなければ、操作してすぐに品目マスタの登録/更新情報を反映するMM01/MM02を使用します。ただ、特定の日付以降に商品を扱いたい場合、品目マスタを将来日付で有効にしたいというクライアントからの要望が出る可能性があります。その場合、MM11/MM12を使用して登録/更新を実施し、任意の日時にTd-cd MM13を実行することで有効化できます。品目登録時に、ビューの登録も実施します(品目マスタ内の属性情報は業務領域ごとのビューごとに整理されています)。各ビューには関連性の高い項目が集められており、品目の種類によって登録必須のビューも異なります(下記表参照)。組織ごとに情報が変わるビュー(購買ビューなど)では、組織情報を表すプラントを登録する必要があります。■品目登録/更新時の注意ポイントl 一度登録した品目は物理削除不可です。新規採番時に、採番の必要性検証や品目粒度が他と揃っているかの確認が重要となります。l ビューの登録時には、登録したいビューを一度すべて表示する必要があります。■登録時の画面操作実際の画面を見ながら、SAPで品目を登録する方法を学習しましょう。①トランザクションコードMM01を入力(メニュー>ロジスティックス>在庫/購買管理>品目マスタ>品目>登録(一般)>MM01-即時)②「品目コード(品目固有の番号)」「産業コード(業界・業種)」「品目タイプ(品目の種別)」を入力*産業コード:A(プラントエンジニアリング・建設)/C(化学工業)/M(機械工業)/P(製薬工業)*品目タイプ:FERT(完成品)/HAWA(流通品・商品)/ROH(原材料)/HALB(半完成品)③「実行」ボタンを押下ビューの一覧から登録したいビューをすべて選択「実行」ボタンを押下します。告知■SAP記事ライター募集!SAPの経験不問 時給1,500円~平素よりSAP Consult Mediaをご利用いただきましてありがとうございます。この度、Mediaでは、一緒に記事を作成いただける方を募集中です!SAP経験あり/なしに関わらず、案件で得た知見や学習で得たことを記事にしてみませんか?詳しくはこちらの記事でご紹介してます!■SAP初学者向けアカデミー受講生募集!【SAP Consult Labo】「現役」SAPコンサルタントが提供する、未経験からのSAPコンサルタント転職アカデミーメディアの運営母体であるAnfiniでは、 現役SAPコンサルタントが提供する、未経験からのSAPコンサルタント転職アカデミーを開催しています。【SAP認定コンサルタント資格のメリット】・認定資格を未取得の人との市場での差別化を図れる・認定資格を取得することによる自信とスキルを持ってタスクを実行できる・価値の高い認定資格を持てば、高い賃金や料金を得ることができる公式HP:https://sap-consultlabo.com/