【SAP初学者向けアカデミー受講生募集】 「現役」SAPコンサルタントが提供する未経験からのSAPコンサルタント転職アカデミー SAPとは 一般的にSAPとは、SAP社がリリースしているERPシステムのことを指します。 SAP (Systems, Applications, and Products in Data Processing) は、フォーブスグローバル2000に紹介される世界的な大企業の92%、Newsweek Greenest companiesの97%で利用されており、世界の77%の取引を処理する世界最大のビジネスネットワークとなっています。 ERPとは ERPとは、Enterprise Resource Planning(企業資源計画)の略称で、企業の基幹業務を統合的に管理するためのソフトウェアシステムを指します。 ERPを活用することで、以下が実現できます。 ・会計、人事、製造、サプライチェーン、販売など、企業のさまざまな部門の業務プロセスの一元的な管理 ・共通のデータベースを介した、管理している情報のリアルタイム共有 ・統合されたデータをもとに作成したレポートによる、経営者の経営判断のサポート 近年では、AI、機械学習、アナリティクスなどの先進技術を組み込んだERPシステムも登場しており、より高度な業務最適化や意思決定支援が可能になっています。 SAP社の紹介 会社概要 SAP社は1972年にドイツで設立された、ソフトウェアの大手ベンダーです。世界で最初のERP「SAP R/1」を1973年にリリースして以来50年にわたって企業を支え続け、SAP社の製品は世界190ヵ国の44万社以上で採用されるまでになりました。 売上高・時価総額 ・2019年末の売上高 - 約3兆3,000億円 ・2019年時点の時価総額 - 約18兆円 (ドイツ1位) ソフトウェア企業としての売上高は、マイクロソフト、オラクル、IBMに続いて世界第4位。時価総額はドイツで1位です。日本と比較しても、我らがトヨタ(約20兆)に次ぐ第2位にランクインするほどの規模です。 SAPの特徴 SAPは企業の基幹業務を効率化し、データ活用による迅速な意思決定を支援する強力なツールです。SAPには①高度なデータ連携・統合機能②豊富な標準機能③カスタマイズ性④保守性の高さ⑤継続的な進化の5つの特徴があります。 ①高度な連携・統合機能 SAPは単なるデータ連携だけでなく、さまざまな部門や業務間のデータを高度に統合する機能を持っています。これにより、企業全体のデータを一元管理し、効率的な業務運営が可能になります。 SAPは会計系、ロジスティクス系、人事系など、多岐にわたるモジュールで構成されていますが、各モジュールで業務最適化や効率化を図りつつ、全体のデータ連携を行えることが特徴です。 ②豊富な標準機能 様々な業種や業態のニーズに対応できる豊富な機能が標準で搭載されています。各国の法制度や商習慣にも対応しており、グローバルビジネスを展開する企業の課題にも柔軟に対応できます。 ③カスタマイズ性 標準機能が豊富である一方で、自社の業務プロセスに合わせたパラメータ設定やアドオン開発が可能です。これにより、企業固有のニーズに対応したシステム構築が可能になります。 ④保守性の高さ セキュアソフトウェア開発ライフサイクル(SDL)を通じて、継続的なセキュリティ強化と脆弱性対策を行い、高い保守性を実現しています。これにより、長期的な運用におけるセキュリティリスクを最小限に抑えています。 ⑤継続的な進化 SAPは常に新しい技術を取り入れ、製品を進化させています。近年では、クラウド戦略やAI、機械学習の統合など、最新のテクノロジーを積極的に採用しています。 SAPの主要製品とサービス 2010年以降、SAP社はクラウドコンピューティング(以下クラウド)に力を入れており、SAPのクラウド製品は世界中で導入されるようになりました。 SAP S/4 HANA 998年頃から、以前のバージョンであるSAP R/3の導入が一巡しピークを迎えていたことで、SAP創設者である Hasso Plattnerは、「採算は関係なく、DBの応答を限りなく0にするためにどのようなソフトが提供できるか」を追求するようになり、SAP S/4 HANAのデザインが開始しました。 S/4 HANAでは多くのテーブルが統合され、集計テーブルが廃止されたことで、データモデルのシンプル化、データ量削減、生産性向上、高速化が実現されています。 SAP S/4HANA Cloud SAP S/4HANAのクラウド型であるSAP S/4 HANA Cloudは、クライアント専用のWEBサイトにログインして利用する完全SaaS型のアプリケーションです。 ライセンス料は月額利用のサブスクリプション型で、四半期ごとに自動アップデートされます。常に最新のSAPS/4HANA環境にアクセスでき、ビジネス変化の追随や、海外拠点への導入を迅速に進められることが特徴です。 SAPが選ばれる理由 SAPは、世界を代表する企業や、下記のような問題を抱えている企業に導入されます。 ・海外拠点などがあり、グローバルで経営指標や業務プロセスを共通化・標準化が必要 ・グループの内部統制を強化が必要 ・間接業務自動化を目指し、自社業務の標準化に取り組みが必要 ・M&Aなどでグループ毎にバラバラとなってしまった業務運用の統一が必要 これらの会社にSAPを導入するメリットは①業務の最適化・標準化②データ処理の効率化③不正リスク・セキュリティ対応の3つが挙げられます。 メリット① 業務の最適化・標準化 「ベストプラクティス」と呼ばれる、SAPが全世界の顧客とのやり取りを通じて蓄積した知見をもとにテンプレート化した標準業務フローを用いて、業務の標準化・最適化を実現することができます。これらはSAPが世界中の会社で導入され、全世界に34万社以上もの顧客会社とのやり取りの中で導き出されたいわゆる「最適解」であり、それらをもとに自社の業務の無駄や非効率箇所を洗い出し、グローバルスタンダードに会社を変革する上で重要なものとなります。 メリット② データ処理の効率化 SAPはデータをリアルタイムに一元管理できるため、データ処理の効率化が可能です。営業部門の受注とそれを受けての在庫情報が常にリアルタイムに連携され、適切な在庫数が表示されるようになることや、入庫と買掛金計上の自動連係など、システム間の不整合がなくなり、常にリアルタイムで正しいデータの状態が保持されることになります。それにより、経営者層としても、データ分析や意思決定を迅速に行える点がメリットとしてあり、これらは世界中に拠点を持ち、データの整合性について問題を抱えているグローバル企業などにとってかなり重要な仕組みとなります。 メリット③ 不正リスク・セキュリティ対応 SAPは長年にわたり、業界のベストプラクティスと規制要件を満たすための、セキュリティフレームワークを用意してきました。例えば権限管理では、SAPは「ロール」という概念を使用して、特定のトランザクションや機能へのアクセスを細かい粒度で管理することができます。また履歴管理では、SAPは伝票入力のようなデータ変更を伴う作業においては取り消しができない(反対仕訳を打つことになる)ことや、作業履歴がユーザーIDと紐づけられて残ることで、たとえ不正なデータ入力や改ざんを行われたとしても、早期の特定が可能となります。 まとめ ・ SAPとは、SAP社がリリースするERPシステム ・ ERPとは、企業の基幹業務を統合的に管理するためのソフトウェアシステム ・ SAPの特徴は①高度なデータ連携・統合機能②豊富な標準機能③カスタマイズ性④保守性の高さ⑤継続的な進化・ SAP導入メリットは①業務の最適化・標準化②データ処理の効率化③不正リスク・セキュリティ対応 主要ERP製品 徹底比較ガイド|無料ダウンロード ERP導入を検討中の方向けに、SAPやOracleをはじめとした主要クラウドERPの特徴・違い・選び方を1冊にまとめました。 最新トレンドを踏まえ、機能比較/導入の注意点/SaaS型ERPの選定基準まで網羅しています。 初期検討の情報収集や、社内検討資料の下地としてもご活用ください。 👉 資料をダウンロードする(無料) 告知【SAP Consult Labo】 「現役」SAPコンサルタントが提供する、未経験からのSAPコンサルタント転職アカデミー 未経験からのSAPコンサルタント転職を支援するサービスをご紹介します。 SAP Consult Laboでは、講義を通してSAP FI資格取得、やSAPコンサルタントとして必要な知識の習得が最短距離で実現できます! 認定資格に必要な知識を身に着け、将来の年収アップ、市場価値の向上、理想のキャリア形成の実現も可能です。 詳しくはこちらをチェック! 公式HP:https://sap-consultlabo.com/ 無料面談も実施中です!お見逃しなく! LINE友達追加:https://line.me/R/ti/p/@572euexq?oat_content=url